massive scanningの日

 リビングルームの本棚に並べておいたものの、最近手にとることのなかった本から裁断してスキャンし、裁断した本は地域のリサイクルに供して、本棚をスカスカにするプロジェクトを進める。
 レファレンスカウントのないものからガーベッジコレクションの対象にするのはメモリ(ここでは本棚)スペースの節約のための効率的なアルゴリズムとなっているわけであるが、最近ほとんどの本にマークをつけることがない。青春時代(1970年代)に買った本は、酸性紙のためであろうか、モノによっては裁断すると粉が舞うので、デジタル化の潮時であったのかもしれない。
 石田五郎《天文台日記》は、祐安重夫《読書するプログラマ》と並んで、インターネット開通前の天文学者プログラマの知的生活を伝える優れた日記文学だと気がつく。

天文台日記 (中公文庫BIBLIO)

天文台日記 (中公文庫BIBLIO)

読書するプログラマ

読書するプログラマ

 こうして今まで開かなかった本をめくっているうちに学生時代のプリントが出てきたりするのもまた一驚である。

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