佐賀市古賀忠雄彫刻の森

 舞い上がってしまった家族4人(模試後友達と遊びに出かけた下の子を除き、帰省していた真ん中の子を加えて)で、試験走行のため遠乗りに出かける。購入費節減のため、ナビ未搭載であるが、途中「木の香」や白玉団子屋さんで道草しながらも、早良街道をひたすらまっすぐ進んで佐賀大に到る。入場料タダの「彫刻の森」に行きたいと主張したところ、ただちに承認された。タダということが、主婦の経済感覚によほどアピールしたのであろう。東進して、佐賀県立美術館駐車場に車を停める。
 彫刻の森は、県立美術館と南側の濠の間、および堀端に、古賀忠雄氏の26体の彫像作品(うち11体は日展出展作)を設置したものである。日本全国に彫刻の道あるいは彫刻の森は数あれど、一人の作家のハイレベルな作品をこれほどかためて見られるところは少ないのではないだろうか。説明板によると、従来働く人の姿を造形しておられた作風が1963年(60才)を境に変わったとあり、ちょうどその時期の作品も多いことから、その変化をタイムライン上にマッピングしつつ考察しながら散策するのも楽しからずやである。

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