子どもじみていない子ども、子どもじみた大人

 白いホワイト案件の3度目の暗号文書を作成する間に、見るともなく流していた、たまたま正月に再放送された番組に、独居男性高齢者のもう一つの居場所作りのヒントの気配を感じた。
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 リアリティーショーのタッチで、人生に悩む大人たち*1が二泊三日の《DOUSHIN王国》合宿に集って、王国支配者の子どもたちの仕掛けるアクティビティを戸惑いつつこなしながら何かを取り戻していく様子が密着取材されている。
 合宿終了後に参加者の幸福度がアップしていたというエビデンスが番組最後で紹介され、心理療法の手法を取り入れて監修されていることが種明かしされる*2BBCスタジオとの共同制作。
 人生の中で最も幸福感が高いとされている9歳の子どもたちが、合宿のファシリテーターに起用されている。野暮な話であるが、子どもたちが、決して子どもじみることなく、悩める大人が自分の中に降りていって、自分の問題に向き合うように手助けできているのが、魔法のように不思議なことに思われてならない。
 実はこれは台本のあるファンタジーで、台本がないように演出されてはいるが、本職のセラピストが子どもたちの喉を借りて語っているだけなのではないか?参加者も実は魔法にかかった演技をしている役者さんなのではないか?いやいや、それでは幸福度の変化のエビデンスの意味がなくなる…と虚々実々に葛藤しながら、リピート再生するたびに謎が深まっていく。
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 さて、おととい通常国会開催日に衆議院が解散した。近頃の政治経済の情勢を開国前夜の幕末のそれらにたとえた論説を読む。
 三谷博東大名誉教授の

相手を見ずに、自分たちの価値観にこだわるような子どもじみた考え方

という寸鉄がささる。

*1:みなさん分別のある淑女紳士であって、タイトルの「子どもじみた大人」はこれらの方々をさしているのではない。

*2:ネタバレにならなければよいが

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