MacBook Airファーストインプレッション

 個人情報を扱うセキュアな業務に使用するので、箱から出してシステムアップデートをかけた後、ネットワークから切り離して金庫に入れたようなわけで、何ほどのインプレッションもないのであるが…
 Appleのノートブックを購入したのは、考えてみると中古のPowerBook 190(その時にMacintosh Portableを下取りに出したような記憶あり)以来、その前がPowerBook DUO 230でかれこれ20年前の話である。その当時の梱包のダンボール箱は、Appleのロゴをあしらった、所有者の矜持をくすぐるデザインであった。今回届いた箱はそっけない普通のダンボールで、中国発であるからLenovoのそれと変わるところはないのだなと納得した。ところが、開封すると中からiPodiPhoneが入ってくるような化粧箱が出てきて、ちょっとアメージングであったことを告白しよう。Appleは魔法のおもちゃ箱を開けるような演出を計算しているのであろう。
 魔法にかけられて、やや評価が甘いかもしれないが、MacBook Airは剛体感のある筐体で、マシンスペックとしては3年前に策定した次世代基幹A4ノートPCの選定仕様をほぼ完全にクリアしている。マシンパワーとしては、常用している1.86 GHz Core 2 duoMac miniThinkPad T61と同等である。というより、常用のマシンパワーがこの薄さ軽さの中に作りこまれているということを評価すべきであろう。
 昨年の今頃、移動中の作業にぜひ一台と思いつめていたのも懐かしい思い出であるが、さて導入していたらどのくらい成果が上がったのであろうか。
 キーボードのタッチは、評価するのが難しい。日本語配列のキーボードで、ことえりの切り替えボタンがスペースキーの右隣にある。指が慣れている英語配列のキーボードではcommandキーの位置なのである。スペースキーのすぐ隣りのcommandキーも使い勝手がよいとは言えないのだが、一応それに適応した状態であるから一つ右隣のcommandキーに指が届かず、コピーペーストが不発に終わること多し。ストロークは短いが、ThinkPad T61を上回るタッチではないような気がする。このあたりは筐体の薄さからくる制約であろうか。大きなマルチタッチトラックパッドはクリック時のバネの硬さがやや気になる。[Mac OS X]

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