NeXTのnon-ADB Keyboardは、執務室の基幹Mac miniにつないで、書く気を盛り上げるキーボードとしてわくわくしながら使っている。かなり重い分、タイピングの衝撃で筐体がブレることがなく、その安定性がよい。ThinkPadトラベルキーボードも、キーのタッチ自体はThinkPadのそれと変わらないはずなのに、あまりに軽量なので、どうしてもタイピングの際にカタカタする。ThinkPadのスクリーンだけ外しました、というような重厚なキーボードの方が落ち着くが、トラベル用途にはトラブルになるかもしれない。
以前2003年の夏にヤフオクで競り勝ったNeXT US ADB keyboardのことを瞬間的に思い出した。NeXTの3Dのロゴはついてないものの、Power Onボタンが緑色で、Commandキーがスペースバーの外側にバーのように配置されているもので、一時PowerMac 6600につないで使った。人類史上最も変種のキーボードかもしれない。eBayで調べてみると、アメリカの業者さんがBuy It Now価格$39.95、日本へのシッピングコスト$55.00(合計邦貨10,563円)で出していて、7本売れて残数5本。yunoさんも「キーボード自体は普通のゴム椀メンブレンですが、Commandキーの位置が実に絶妙で使いやすいキーボードの一つです。」と書かれていて、弐号庵用にどうだろうかと考えてみたりするうち、買いたい気持ちが静かに静かに立ちのぼってついBuy It Nowボタンを押してしまいそうになる。