誰も教えてくれなかった(?)Evernote for Windowsデータベースフォルダの移設

 現在の10.63.3-win-ddl-public(Windows版、20231003171454)では、「ツール>設定>環境設定>アプリケーション⇓Evernoteローカルデータ」で設定できるため、下記に示すような小細工は不要となった。

 ところが、10.63.3-mac-mas-public (20231003171454)版には依然として設定メニューからローカルメニューを設定するためのエントリがない。そのため、本体にあらかじめ適切に大容量なSSDを積んでない状態では何らかの小細工が必要になる。とは言うものの、SDカードスロットのあるMacはともかく、スロットのない現行のMacBook Airなどでは、Evernote起動前に忘れずにUSB SSDを挿すなど、ちょっとクールでない使い方になるのかもしれない。

 

 

 Evernote for Windowsが10にメジャーバージョンアップした時に、「ツール」メニューの下のオプションがなくなってしまい、データベースフォルダの設定ができなくなってしまった。
 筆者は45,307個のノートを抱えるヘビーユーザーなので、データベースフォルダも152 GBある。その置き場所がC:\Users\user name\AppData\Roaming\Evernoteに固定されると、もともと256 GBしかないSSDの容量が逼迫してしまうのである。
 そこで余裕のあるドライブD:に\Evernoteディレクトリを移動させ、そのショートカットをもとのディレクトリ(C:\Users\user name\AppData\Roaming)に貼り付けていたのだが、Evernoteアプリはショートカットを尻目にもとのディレクトリに再度新たなディレクトリを作ってデータをダウンロードし直して、とうとうドライブCが満杯になってしまった。
 ところが、本家ヘルプ&参考情報やwebでも、データフォルダを別のところに移設して助かった!!という情報にたずねあたらず。
 Macbook Airでは外付けSDXCカードシンボリックリンクを張って移動させているので、天下のWindows 11でも何とかして同じようにできるのではないだろうかと、シンボリックリンクの張り方を研究して以下のように作業した。
 1.C:\Users\user name\AppData\Roaming\のEvernoteフォルダを「切り取り」して、ドライブDに「貼り付け」(D:\Evernote
 2.StartメニューからWindowsツールを開き、「コマンドプロンプト」を(右クリックして)「管理者として実行」
 3.mklink /Dコマンドでリンク(C:\Users\user name\AppData\Roaming\Evernote)からターゲット(D:\Evernote)へシンボリックリンクを張る。bashなどとはリンクとターゲットを逆の順番で指定することに要注意である。
  >mklink /D C:\Users\user name\AppData\Roaming\Evernote D:\Evernote
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