MacBook AirのEvernote (10.20.4-mac-ddl-public (2893))のデータベースファイルのありかをたずねあてることができた。その容量はMBAのSSDの約半分に達している。もともとEvernote専用端末のつもりであるから半分がデータベースでも構わないが、SDXCカードをキャッシュメモリにしておくこととした。データベースが成長するにつれて、旬のお手頃なお値段のSDXCカードに次々と差し替えるヤドカリ戦略で、2018年に引っ越した時には、2年後の2020年に400 GB程度のSDXCカードを適価で購入して引っ越す心算であったが、コロナ禍で一年伸ばしたうちに半減期16か月で512 GB SDXCカードがお値頃価格でタイムセールになっているのを見つけることができた。
筆者の作業は次の通りである。
512 GB SDXCカードをMBAに挿して、ディスクユーティリティでフォーマット(「消去」でMacOS拡張・大文字小文字を区別・ジャーナリングを選び、適当な名前をつける)ここでは(仮名)Mac SDXCとしておく。
Finderで移動:フォルダへ移動で、/Users/user name/Library/Application Support/Evernote/resource-cacheに移動。そこには、Useruser IDフォルダがあるはずである。このフォルダをMac SDXCに丸ままコピーする(ターミナルからmvコマンドで移動させてもよいのだろう)。一応ファイルのオーナーやパーミッションが書き換わらないことを確認して、/Users/user name/Library/Application Support/Evernote/resource-cache/Useruser IDフォルダをゴミ箱に突っ込んで消去する。
起動項目にEvernoteがない(再起動時にEvernoteが立ち上がってUseruser IDフォルダを作り直したりしない設定になっている)のを確認して再起動。
Useruser IDフォルダをコピーした(仮名)Mac SDXCをiSliceにセットしてMBAのスロットに入れる。
ターミナルを起動して、
$ cd "/Users/user name/Library/Application Support/Evernote/resource-cache"
$ ls "/Volumes/Mac SDXC/"
などで、Mac SDXCの場所を確かめておいて、もともとの場所からMac SDXCのフォルダにシンボリックリンクを張る:
$ ln -s "/Volumes/Mac SDXC/Useruser ID" ./Useruser ID
あとは、Evernoteを立ち上げてファイルのタイムスタンプなどから(仮名)Mac SDXCの方にファイルがキャッシュされていっていることを確認。SSDに221 GB空きができたのが収穫である。
アクセススピードを考えると、本体のSSDを1 TBのものにアップグレードする手もあったが、Early 2015のMBAに残された時間はあまり長くない。しかもM1 MBAのSSDは換装できない仕様と聞いているが、SDXCなら次のM1 MBAにこのまま引き継いで行くことができると考え、ヤドカリ作戦を継続した。