私家版参考文献集を作る

 展望論文を書くというのは、他人様の業績を散々けなしたあげくに自分の手柄にしようというはなはだけしからん行為と、ネガティブに捉える向きもあろうが、見たこともないような論文を次々繰り出して思わぬ関連性を見せて、新しい知的な世界を切り拓くポジティブな作業にもなりうると考えている。つまりは著者のやる気と努力次第ということになるかと思うが、フォース覚醒から始まってずいぶん長い旅をしてたどり着いた新しい世界をみんなにおすそわけしようというわけである。
 これまで積み上げられてきたものをざっとおさらいしたところ、まだ同じところまでたどりついている人はいないようなので、上から目線であるけれど、全体のストーリー展開を決めて、まず参考文献リストを作った。
 それらのPDFファイルをまとめて両面印刷でプリントアウトした文献集の束を三分冊に簡易製本することにした。
 プリントアウトを積み上げて端を揃え、製本用のりを百均の刷毛で塗る。トップハットの製作には幹細胞培養にも使えると評判のアラビックやまと糊を使った筆者であったが、今回は製本専用のものをamazon.co.jpで取り寄せた。ただし酢酸ビニル系の木工用ボンドと同じ成分のようであるので、永久保存版でないなら百均で買った木工用ボンドを水で少し薄めても実用になりそうである。何か重しを用意すればなんとかなるけれど、端をプレスできる万力のようなものがあれば、さらに完璧な仕上がりになるであろう。
 一晩乾燥させると完全に硬化するので、ダンボールの表紙を付けて、前書きがうまく書けたら私家本が完成ということである。

 

本ブログではamazon associate広告を利用しています。