無人島にスキャンして持って行きたい十冊の本を選ぶとしたら…

 昨日新しい裁断機が入って、いわゆる「自炊」が大変楽になった。そこで本店営業部での営業の合間に、書類書籍の類を裁断しては、かたっぱしからScanSnapでスキャン。スキャナから出てきた紙は、そのまま/dev/null袋にリダイレクトしてしまうという、OS-9で覚えた杵柄を用いて部屋の片付けに着手。
 積み上げてあった雑誌類がどんどんなくなっていくわけであるが、これは死蔵していた知識を外付け大脳皮質に移している(EvernoteOCRを施され、検索可能になる)ので、部屋もすっきりして一挙両得と考えれば大変ありがたい次第である。
 その一方で、人生の節目節目で影響を受けた本を、例え古びてしまったとしても、デジタルアーカイブとして座右のメモリに入れておくというのも素晴らしいことではないかと考えるのである。一冊しかない本でも、デジタル化してしまえば、コピーして子ども三人に形見分けできる(←著作権法違反)。
 十冊が適当かどうかわからないが、自分の蔵書の中には、かたっぱしから裁断してスキャンしてもよいと思うものと、スキャン用にもう一冊用意したいものがあるように思われてきた。ページ数が100ページを越える本とか、装丁の美しさを鑑賞したいものとか、入手の難しい文化財を筆者一代で焚書してしまうことの愚かしさへの畏怖とか、そのあたりの事情はもう少し事例を増やして考察してみないとわからないようである。[文献整理]

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