年賀状職人を越えるソーシャル定点観測データベースの提案

 一日振休のつもりで様子見にうっかり出社したら、溜まったメール書きに翻弄されて結局半日休暇になってしまった。
 帰宅してしばらくしたら郵便配達の気配あり。届いた年賀状は数枚であった。いまやスネイルメールは年賀状と転居通知くらいしか受け取らなくなったことを痛感する。
 送受については宛名職人の住所データベースで印刷済みフラグと受け取りフラグを立てて管理しているのであるが、本日到着分はいずれもこちらから出したものへの答礼であった。
 このシーズンは昨年の住所録から喪中の方を安全のため消去して230枚出して、約220枚のやり取りとなった。ただし、宛先不明で返ってきたもののうち、先方が新住所で送ってよこして再度出し直したものもある。
 最長不倒49年のやりとりのあった小学校の恩師は残念ながら昨年亡くなって、現在進行形の最長のやりとりは、高校3年生のときから43年間続いている同級生のアベマサシ君とモチヅキトシキ君の二人となった。
 200人からの人を1年に一度でもウォッチングしていると転居、改姓、喪中欠礼、そこまでドラマチックでなくとも子供さんの名前が差出人リストから増えたり外れていったりと、人生のドラマが見えてくる。
 宛名職人の住所データベースはリスト形式でもカード形式でも表示できるのであるが、これでさらに毎年何月何日に印刷して、先方からはいつ届いたか、いつどなたをおいくつで亡くしたかという人生の定点観測データが記録できると素晴らしいと思う。ついでに過去の年賀状のPDFファイルがギャラリー表示されたり、サムネイルをクリックして読み返したりできるとなおよいだろう。
 これからのお付き合いはさらにインターネット依存度が高まるのは間違いなく、e-mailアドレスなども管理できたほうがよいけれど、今小学校3年生の子が100歳になる90年後にもちゃんと使えるように、あまり特定のインフラに依存しないデータベースの方がよいと思う。

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