本店営業部でクライアントが途切れたので、部屋に積み上げた書類を片っ端からScanSnapにかけてそのままゴミ箱にリダイレクトする半日にする。ちょうどEvernoteも明日の〆日にむかってアップロード上限ぎりぎりであるから、OCRをかけてサイズを縮小しておけば明日のクォータリセットと同時にどんどんアップロードできるというわけである。
積ん読していると埃が積もるだけであるが、外付け大脳皮質にのせてしまえば、全文検索できるようになって永遠の記憶を得ることになると言っても過言ではないかもしれない。
明日の作業手順を考えているうちに、最近Chromeのアドオンのアップグレードで、表示したPDFファイルをそのままワンクリックでEvernoteに登録できるようになったということを思い出した。そういう機能が今ごろになって付加されたのは遅いような気もするけれど、ともかく、学術誌のPDFを網羅的に登録するのに絶好の機能である。アップロード上限は、500円で1 GB買うことができるので、あれとあれのを30年分蒐集してみようか、などと考えてみる。もうこうなると論文を1編ずつじっくりと読み込むたびに、人生観が変わっていくというような読み方ではなくて、手持ちの論文すべてに対してキーワードサーチをかけてヒットした論文の部分集合をインフォマティクスする読み方になるのであろう。まあ、それはすでに外ではやっていることであるから別に驚くにはあたらないとも言える。
