vintage MacBook Airに最新のOSを(4)

 
 もともとMBA 2017を2枚買った時にはchromeOS Flexを入れることや、その認定マシンになっているかどうかなど全く考慮の外であった。強いて言えば、お店でさがしてそこそこ安くペアで揃えられた同一世代のMBAということで選んだ。そういう次第で最もサポート期間の長い(長命な)機種を偶然引き当てたことは僥倖というべきである。
 と書いたところで、これは偶然ではなかったのかもしれないと心付いた。
 Macintoshファンは、ハードウェアにもmacOSにも限りない愛着を持っているから最新のM2 Macを認定マシンにしてもおそらく購入後速攻でchromeOS Flexに入れ替えるような不信心者はほとんどいないと思われる。むしろmacOSのサポートが切れて黄昏を迎えた愛着のある機種を、さらに5年セキュアに使い続けることや、「chromeOS Flexを入れるのに、安い中古を一台買ってみる」というモチベーションがインストールにつながる。こう計算したchromeOS Flex開発陣がターゲットを絞ったのが、中古ショップで売れ筋になっているMacBook Air 2017であったということではないかと考察。
 さてMBA 2017でchromeOS Flexが起動するのに要するのは30秒ほどで、動作もキビキビしており、普段使いするうえでの不満はまったくない。ディスプレイアダプタでLCDモニタに出したり、Windows 11からSSHでログインしてみたり、ベッドに寝転んで使うことを想定して、chrome remote desktopでX400と相互に画面共有してみたりした。
 ただし、ショートカットキーには少し戸惑った。「chromebookでできること」で、[control]+[alt]+[?]キーでショートカット一覧が表示される(というのであるが、MBAの日本語キーボードには[alt]キーがない。と思いこんでいたら、[option]キーの左上隅にaltの文字を見つけて驚いてしまった。一体いつから?)。
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 それによると、スクリーンショットは、chromebook特有のキーを用いるショートカットとして紹介されていて、その見たこともないアイコンにアサインされているキーがMBAの日本語キーボードのどのキーに相当するのか。異文化コミュニケーションには気苦労が多い。
 《全画面のスクリーンショットを撮影したり画面を録画したりする方法》には、「クイック設定に移動して…」と書いてある、そのクイック設定への移動がわからなかったりするが、画面右下隅の WiFi やバッテリのアイコンのあたりをクリックして、無事スクリーンショットのアイコンを発見。
 まだ解析で使い始めているわけでもないのに、別の認定マシンMBP 9,2やMBP11,2(型番でいうとMD101xx/A, MD102xx/AやME293xx/A, MGXC2xx/A)にもちゃんとインストールできるのかが気になってしようがなくなってきている。
 

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