《オウムガイの謎》

 雪華堂書店Eメール目録89号が到着して、《オウムガイの謎》に反応する。

 まだ幼かった子どもを連れて行った渋川マリン水族館ミュージアムショップでオウムガイの貝殻を2つ2,000円くらいで購入したことがある。そのうちの一つを縦に鋸挽きして気室の模様を見られるようにしたのを、その後どこにしまっただろうか。CEOも記憶にないという。どこかにしまってある断面標本を、どうすれば見つけることができるだろうか。
 ビーチコーミングに入門してから、石井先生の漂着物事典で18年間浜歩きを続けて(南の海から漂着する)オウムガイに4回遭遇されたと読んだのも思い出される。まさに宝物である。本年1月24日のNHKの朝のニュースで産休入り直前の佐々木アナが紹介した五島への漂着はニュースになるくらい珍しいことの表れであろう。

 先月であったか、主寝室という名前のCEO寝室の安物プラスチックドロワーの整理をしていたら、32年前に休斯顿に滞在中プレゼントされたアルマジロバックルのベルトが出てきた。当時アルマジロはある種の細菌の自然界における宿主と考えられていて、轢かれて道端に転がっているという噂のアル君に並々ならぬ関心を持っていた。
 そしてまた、ある種のコミュニティ内では超有名なリムルステストのカブトガニもまた、身近でありながらなかなか生きた個体に遭遇することのない生物なのであった。
 カブトガニアルマジロの剥製標本も収拾してみたいと思うようになった。
 後日記(2022-07-05)>到着した《オウムガイの謎》を、一気に読みふけってしまった。捕獲したオウムガイを長期間飼育する難しさにチャレンジする人たちの物語で、これは面白かった。こうなるとウチのどこを掘れば出土するのか、余計気になってくる。
 後日記(2022-07-28)>われらが築地書館からアンモナイトの採集と鑑別のガイドが刊行された。
 レアモノでなくて構わないので、脊振周治院エントランスホールに展示できるような化石がほしいものだと思い始めている。

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