築地書館の本

 高校生の頃の愛読書に「鉱物採集の旅」があった。
 オサカに遊学するようになって、まず駅前の旭屋書店で買ったのが「瀬戸内編」であった。遠く離れた故郷のまだ行ったことのない産地の鉱物に思いを馳せた。
 今でも築地書館と聞けば、何度も読み返したあの頃のワクワク感が蘇ってくる。

 最近マイクロバイオームのオープンデータのメタ解析ソフトウェアがこれでもかというくらい動かず、げんなりしているところに、朝日新聞のサンヤツ広告で築地書館のマイクロバイオーム本がベストセラーになっているというのをお見かけする。森の土壌(マイクロバイオーム)がモーフィングしてくるっと取り巻かれて腸になるのをどこかで見たような気がするが、まさにそういう本なのであろう。

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