黒木重雄 絵を描くという生き方

 倉敷天満屋の佐藤孝洋絵画展に行けないのは大変残念であるが、こういうご時世であるのでしようがないと諦めて、真冬の寒さに震え上がりながら、外回りでタンボー講師打ち合わせにうかがう。
 帰途ポスターが貼られていた展覧会会場に何気なく入ってみた。
 6歳のときのクレヨン画も展示されていたが、最初の作品は1988年25歳のときのシルクスクリーン作品というのに(ちょうどその頃にシルクスクリーンでの4色合成印刷をプリントゴッコで試していたことを思い出して)親近感を覚えた。ブルーシートで宮殿を作ったら…という想像図に常ならぬものを感じながら2階に上がる。大作Somewhereの、どこにでもありそうな都市風景を眺めているうちに、あちこちの壁に砲撃の跡があるのに目の焦点が合ってくる。画面奥で爆発しているミサイルに気がついた途端、すでに頭を吹き飛ばされてしまっているのに気がついたのである。
 1階に降りてきて、本日までの展示で、フラッシュさえ焚かなければ撮影、SNS投稿自由であるとのことなので、再度入室して撮影させていただく。

Blue sheet palace

祭壇1

 今出品目録&展示案内を見ていて第2会場があったことに気がついたorz
 後日記(2020.12.21)>思い余って美術画廊部に直通電話をかけてみたら、「(佐藤先生は)図録や絵葉書など製作しておりません(、この際作品をお買い上げいただければ…)。」とのことで、すごすごと4年後の絵画展まで待つこととした。

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