中村晋也《水辺の少女》

 執務室のロッカーの整理をしていたら、大桐國光彫刻展、遺作展、中村晋也作品集、佐藤忠良作品集の裁断したのが入った封筒が出てきた。
 以前月吠書房で購入してスキャンした後、捨てずにしまいこんでいたのである。
 そのことも忘れていたので、大変うれしかった。というのも、買ったときにはあまりに簡単に見つかったので錯覚してしまったが、特に大桐國光作品集はなかなか見つかるものではないのである。
 そしてついこの間から、その見つからないものを何とかして探そうとしているうちに、巨大ネットオークションで中村晋也《水辺の少女》(即決税込価格 218,666 円)を見つけたのだった。しがないサラリーマンの分際でこれを購入するというようなことは絶対に無理であるが、せめてウォッチリストに入れて、誰かが落札するまではvirtual open artとして鑑賞させていただく所存である。筑豊電鉄穴生駅前の《陽春》と同じ(髪型の)モデルさんなのであろう。
 この作品はまさに中村晋也作品集にも収録されており、挟んであった天満屋美術部の価格リストによれば、展示会では3,000,000円!のお値段がついていたことがわかる。ちなみに、警固公園の《春を奏でる》は20,000,000円であった。

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中村晋也《陽春》
 後日記(2020-06-03)>マクナリー氏の受け売りに近いが、この比較明合成の画像がまあ見られるレベルになっているのは、瞳にキャッチライトが入っているからであるということに気がついた。ほかのところを照らして何千カット撮ろうが、その1カットがなければブレンドは成立しないのかもしれない。撮影の途中でカメラをブレさせずに確認できる方法があるだろうか。NEX-5Tには、というよりSony αにはplay memoriesアプリという手があるが、WiFiiPadスマホとつないで、撮影の途中でカメラには触らずに画像データをダウンロードしてチェックすることのできるアプリはありやいなや。

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