宮城県立美術館

 本来はセンダイシティーでもう一泊して、市内の佐藤忠良作品を網羅的に鑑賞するつもりであった。しかし諸般の都合で約半日しか時間が取れないことになったので、まずは宮城県立美術館の佐藤忠良記念館でかためて鑑賞することとした。まん中の子もルオーを観に行くというので、市内観光も兼ねて駅前のバス停からるーぷるに乗って出発。
 センダイシティーは何回か学会で滞在したことがあるが、宿舎と会場との往復で目や手に触れるところの印象が、行くたびに異なるわけである。街が大きい分そうなるのだと思われるが、今回は観光バスのようなるーぷるで、徒歩圏を三回り拡げたくらい広域の見聞が一気にできてよかったと感じる。
 宮城県立美術館前停留所で降車し、メインエントランスに向かう。
 ルオー展入場券は1500円もするので、まん中の子とは後で落ち合うことにして、常設展の拝観券を購入して、佐藤忠良館に入る。代表的な作品(などと筆者がいうもおこがましい限りであるが)が網羅されていて、羨ましく感じるのだが、たとえば、筆者は《早蕨》の同名鋳造体を東京都庁前、北九州市八幡駅前で観たことがあるので、仙台の《早蕨》は鋳肌が荒れていると思った。
 屋内展示作品は写真撮影不可である。館外の《若い女》、《牧羊神・人魚》、《少年の像》、《夏》、《あぐら》5体については撮影可能と思われるが、《少年の像》、《夏》、《あぐら》は展示室からも広いガラス窓越しに鑑賞できるようになっているので、カメラを抜いた途端に係りの方に制止されるかもしれない。また、夜中にここまで入り込んで撮影するのは難しそうに思う。

 1時間の後、エントランスで待ち合わせて地下鉄で仙台駅まで戻り、自由行動時間を1時間設ける。筆者は結局喫茶店を二軒はしごしてメールの返事書きに追われた。S-PAL青葉亭で牛タンを堪能して、今回の観光日程を無事終了、空港アクセス鉄道で空港に移動。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。