比較明合成撮影アウトフィットをCase Logicのケースに収めて、いつでも臨むことができるようになった。とは言うものの、佐藤忠良《若い裸》の設置してある福岡市美術館の二階中庭には夜間立ち入り制限があって、空の光が落ちてから撮影できそうにないことが判明して、ややがっかりしている。これは管理上しかたのないことであるから、誰かを責めるつもりなどはないし、こっそりガードマンさんの巡回の間を狙って撮影するつもりもない。
心おきなく撮影できる佐藤忠良作品はどこかにないだろうか。というようなことを調査する場合に、Google検索は意外にあてにならなかったりする。資料としては藤田観龍《佐藤忠良彫刻写真集―全野外作品》巻末のリストの価値がきわめて高い。それによれば、残念ながら《若い裸》は、よそには見つけられない。作品の多くが宮城県に集中しているのであるが、北九州市八幡駅前には、新宿都庁の都民広場と同名の《早蕨》があり、鹿児島市の甲突川河畔・緑と彫刻の道の《帽子の像》もいつか訪ねることを心がけたい。
もとより鹿児島市は多くの野外彫刻を設置している芸術都市であるので、1泊や2泊ではとても回りきれそうにない。と、旅行のプランを練るのも認知症予防にはよいらしい。
- 作者: 藤田観龍
- 出版社/メーカー: 本の泉社
- 発売日: 2003/07
- メディア: 大型本
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