音楽鑑賞

 学会発表に関わる仕事が一段落して、そろそろチャンネルフィルターを作ってマルチアンプに取りかかりたいところであるが、朝起きて出張の間に届いていたメールの返事を書くうちに昼になる。お昼ご飯の後もRaspberry Piでライブラリの曲を聴きながら継続。
 Pioneerのウーファーエージングがどんどん進んでいるが、エンクロージャーからグラスウールを撤去してそろそろスピーカーユニットの端子にケーブルを直に半田付けしたい。その前に秘蔵Yamaha NS-500のツィーターをテストして、断線してなければ中古フルレンジスピーカーを買ってきてユニットを入れ替えてしまいたい…のだが、メールの返事をだらだら推敲して送信できず。昨日までの松本気分が抜けず、40年前に松本城の横を歩いている時に頭の中で鳴っていた(であろう)曲を無意識に選んで聴きこんでしまうので、いっそう返事書きが進まない。Pink Floyd: Dark Side of the MoonやMike Oldfield: Tubular Bellsなどを聴く。
 カセットテープを再生する初代ウォークマンが発売されたのは1979年7月1日で、筆者は大学3年生である。実にその日まで、ということは筆者が松本に大学受験に行った時も、音楽を持ち歩くポケッタブルな手段はなかったのである。なので、当時のほとんどの人類には歩きながら音楽を楽しむことは不可能で、「脳内ウォークマン」しかなかった。まあ、携帯電話もなければ、パーソナルコンピュータもなかった時代の話である。
 筆者が大阪の下宿で聴いていた、一応持ち運びも可能なカセットデンスケとカセットテープの山が、40年かかってHTL 23 butterflyとSDXCカードにモーフィングしていく脳内ムービーは、今のところ筆者にしか見えていないようである。

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