Montblanc ノブレス No.1122

 各方面からいろいろ押し付けられた仕事をこなして、かなりくたびれて帰宅。まん中の子がヤフオクでステンレスのノブレスを狙うのを横から野次馬観戦。耐えて耐えて落札したのを祝す。
 どこかにモンブランの昔のカタログを掲載してくださっていたブログがあったのを思い出してEvernoteで捜してみたら、どうもこちらのようである。その価格表を見てみると、No. 1122は定価7,000円であったようだ。40年前の国立大学の授業料96,000円が今は535,800円になっているという比率で計算すると、あの頃の7,000円は、現在の4万円くらいに相当することになりそうである。
 筆者が待兼山の生協で速記用のMontblancを置引きされたのが1978年で、その時おバァふれんどのお店で買ったのが色違いのNo.1124で、こちらは定価15,000円であった。贅沢に思われるかもしれないが、その後の4年間にわたる遊学期間中のノートは、ブルーブラックのインク2瓶でまかなえたのである。2本目の瓶は使いきってなくて紙箱には400円の値札が貼ってある。ということは、800円(上記の換算で行けば4,400円相当)とかからなかったということだ。
 今よく使っているNo. 1157はヤフオクで調達したものである。PCでプレゼンをするために照明を落とした講義室で、あえてギラリとした質感を楽しみながらまじめに講義ノートをとるのはなかなか粋ではないだろうか。しかも、ペン先の滑りといい、インクの流量といい、筆者のために調整してくれたのではないかというくらいの素晴らしい書き味に夢中になっている。
 No. 1122の方は、後日到着したのを少しだけ使わせてもらって、若い頃には、この硬いタッチに憧れていたことを思い出した。

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