ドルメンの「再発見」

 その市史編さん室トピックス(p. 8)にもあるのだが、福岡市では5年位前に校区ごとにウォーキングマップを作るような働きかけがあったようで、区役所で周辺校区のものを入手して帰ってきた。残念ながら成人がウォーキングすると、簡単に小学校校区を突き抜けてしまうので、どの校区もよその校区に「越境」したコース取りになっているのに同情しながら拝見しているうちに、支石墓(船石)あるいは甕棺埋蔵地として表示されている場所があることに気がついた。読者諸賢には支石墓というよりも「ドルメン」の方が親しみがあるだろうか。
 庚申塔の網羅的探索を志していた頃、田んぼの中に庚申塔が倒れたような石があって、耕うん機やコンバイン機を入れた時によけなければならないが、だからといって決して撤去されないのが気になっていた。10年位前には発掘調査が入って、その後も特に案内板が立てられたりすることもなかったのだが、実は倒れた庚申塔でもなければ宇宙人と交信するアンテナでもなくて、ドルメンであったということだ。

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