Nikon slide duplicator + Micro-Nikkor 55 mm F3.5 + Nikon F/EOS adaptor + Canon EOS digital X =

試してみると、レンズを一番後ろに引いた状態にしてもスライド全面を撮影することができない。35 mmフィルムのフォーマットでうまくいくように設計されているのだから、その写角の中心のAPS-Cの大きさ分だけをトリミングしてしまういわゆるAPSデジタル一眼レフをつないだのでは周辺が切れてしまうのも止むを得ないのだろう。
ベローズユニットのよいところはシャッターボタンをぞんざいに押してもブレて写らないところである。コピースタンドの上のライトボックスにトランスペアランシーを置いて撮る場合には、周りを暗くしたり、息をひそめてケーブルレリーズを使わなければならない。ベローズユニットは、基本的に明るい部屋でライトボックスに向けてレリーズボタン手押しでよく、これは大きなメリットと言えよう。
ロッカー3段にぎっしり詰まったトランスペアランシーをデジタル化できれば、それなりの効果も見込めるものの、一枚ずつライトボックスの上に置いて撮っているのでは商売にならない。スライドデュプリケーターにこだわるならば、フルサイズのデジカメを調達すればよいということだ。Fマウントとの間にアダプターがある限りにおいてブランドは問わず、最も安価なフルサイズデジタル一眼レフを品定めするという展開になった。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。