渋川彫刻ストリート

 上越線の車窓風景は、きわめて雄大の一語に尽きる。利根川河岸段丘の中腹をさかのぼっていくのである。遠くには赤城連山が見えて、見渡すかぎりの段丘の水田は実りの秋である。見とれているうちに渋川駅着。
 駅前広場には《風と花》がある。のだが、午後2時の日差しはちょうど彫像の背中越しに差す感じとなり、正面からはほぼ逆光状態となる。
 お目当ての桑原巨守彫刻美術館を目指して出発する前に、駅の観光案内所をのぞいてみると、市内に設置された桑原作品の野外彫刻マップがあった。早速、野外彫刻を鑑賞しながら美術館を目指すことにする。
 渋川駅から地下道をくぐって群馬銀行まで進み、右に曲がると野外彫刻ストリートである。愛らしい小品が道の両側に設置されているのを、車の通りがあまり多くないのをよいことに左右に渡って撮影しながら進む。

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