藤田観龍《佐藤忠良彫刻写真集―全野外作品》には、Q大筑紫キャンパス構内の《若い女・シャツ》が収載されている。四角く造成された台地に設置された彫像の背景にはかなり大きなヒマラヤスギだろうか?が写っている。
その筑紫キャンパスとはどこにあるかというと、シモオーリ駅の近傍ということである。筆者にとってシモオーリ駅とは、地下鉄七隈線、西鉄大牟田線を乗り継いでやっと到達できる「宇宙の果て」のようなところである。しかし、一方で、筆者の(自転車での)最遠方到達点であるところの日の出ふれあい公園からは、県道31号線で一本である。
昨日来の雨が上がり晴れてきたので、支度を整えて昼すぎに出発。春を思わせる陽気であり、軽装で出発して、都市高の側道を東へ進む。前の時は道に迷ったが、今回は無事31号線に入る。ただし、日の出公園への入り口の記憶があやふやで少し迷う。彫刻公園で暫時休憩の後、再び31号線で南へ向かう。歩道の段差がかなり大きく走りにくいが、春日公園に到達。小休憩の後、筑紫キャンパスに至る。網羅的探索をしたつもりであるが、構内で九大名誉教授の寄贈作品2点は発見できたものの《若い女・シャツ》の所在は確認できず。
帰途再び日の出公園を訪問し、西に傾いた日ざしがドラマチックに照らした大村清隆《浴》を撮影。
往復42 kmとなりぬ。