夢は枯野を

 自宅療養2日目。平熱に下がったが、まだ時々咳をして痰が出たりはするので、ウイルス排出は持続しているのであろう。筋肉痛がかなり改善し、寝たきりでなくても苦しくはない情勢となってきた。ただし、鼻はまだ詰まった状態であって、ご飯にもみ海苔と梅干しをのせてお茶漬けにして練りわさびをつけて食しても、喉の周りでわさびの刺激を感じるが鼻に抜ける感じが全くない。
 昨日は自炊していた《フェルメール全点踏破の旅》などを読んでいたが、どうにも集中力が続かず、半分ほど読んだところでiPad 2の重さというかエッジが手に突き刺さる感じにまいってしまった。
 本日は息抜きに未炊の《シェルパ斉藤のバックパッキング術》を読んでみる。キャンプ野営の時に、テントを立てて夕食をとって、その片付けを終えてから寝るまでの間に何をするか。星界探訪というのもあるが、著者(シェルパ斉藤氏)は短波放送のリスニングと読書の魅力を挙げておられる。
 すっかり影響を受けて、軽くて高感度で短波までカバーする受信機を探す。ポータブルラジオといえば、筆者は朝日新聞の全面広告にマッチ箱サイズのSonyのICラジオが掲載された日の衝撃をいまだに忘れられない。いまどきは中国製や韓国製の方に機種のバリエーションが多いようである。受信検波回路はデジタル化が進んでいるようで、DE1127は、ケータイクラスの筐体に中波、FMステレオに加えて短波(2.300〜23 MHz)をカバーするオールバンドレシーバーの回路が入っていて、受信した放送をmp3録音できる上、ICレコーダーとしても使えるというのに驚愕する。これぞ、デジタル時代のICR-100ではあるまいか。
 野営地では、スピーカーからごく絞ったボリュームで流すのが好ましく、電源事情を考えればUSBからの充電しかできないというのも考えものではないだろうか。筆者の場合には手持ちのBluetoothヘッドセットで聴ける機種があれば即買いなのであるが、どうもそういうのはないようだ。[健康]

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