デジタルオーディオ

 今月のトラ技の特集は作る! 24bitディジタル・オーディオである。CD音源のCDDAは、16 bit PCM録音であり、そこからiTunesに取り込む際には、不可逆圧縮をかけて320 kbps, 48 kHzのmp3ファイルに変換している。まあこれが30年前の標準規格であったわけだ。
 それが24 bitになるということは8 bit分---すなわち256倍滑らかになるということである。そうお高くないICレコーダーでも24 bit録音は可能であるように記憶するが、現在の携帯プレーヤーで24 bit音源ファイルはかからない。コンピュータの24 bit音声ファイルをUSB接続のDA変換器(USB-DAC)を通してアナログ信号に戻し、アンプで増幅して聴くということらしいのであるが、秋月電子のキットなら1,700円の価格で入手できる。手作り派にとってはもう24 bitオーディオ時代がやってきている(いや、例によって筆者が知らないだけ)ということらしい。回路図を見ると出力に47 μFの電解コンデンサがつながっていたりするので、金田式DCアンプの隠れ信奉者の筆者としては気が気ではないが、これでなかなか優れた音質の再生が可能と聞く。

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