MTB日和

日差しは初夏、しかしシベリア高気圧の涼しい風が吹く週末となった。遊びに出るのは自粛してイベント準備、もっぱらamazon.co.jpから届いたMTBツーリング・マニュアル (Be‐pal outing mook)を読むという代償行為に逃避しているのである。

どちらかというと、モノの紹介記事も多いわけである。荷物を背負って走るということに関しては、背中のムレないドイターのデイパックが紹介されている程度で、テントなどを用意してキャンプ&ツーリングする場合には自転車に荷台をつけて搭載するのが常識のようだ。一方、ウェアの方では、サイクルパンツは、おしりにパッドが入っているということを初めて知った。16年前の執筆当時には皮革パッドを重ねていたらしいが、最近はジェルや低反発性素材を使うわけである。道ですれ違う求道者のようなレーサーが穿いておられるイメージが強いので、筆者には無縁のモノ感が強いが、一度穿くと手放せなくなる由である。筆者はサドルカバーとしてサドル側にクッションを入れているのであるが、おしり側につけるという手があったか、と感心。これなら盗難の心配がない。

なかなかの優れものと紹介されているグローブにはOR(Outdoor Research)のロゴがついていて、表地がフリース、裏地にGoreTexで、保温性とともに防水性もあるという。フリースは火の粉で焼け焦げを作りやすく、筆者の場合、なぜか右手の人差指と中指の先に発生しやすい。500円の手袋なら使い捨て感覚で笑ってすませるとしても、ゴアテックス裏地の高価な手袋ではなかなか大変であろう。一体おいくらであるのか、調べてみたら現時点ではディスコンのようでほっとした。

グローブは、ここ数年コンビニで500円くらいで買えるシンサレート入りのものを使っていて、福岡の真冬の深夜でも全く快適である。ただし、安物の場合、ナイロンタフタ外殻の防水性には問題がある。降雨時に濡れてもかじかまないという点ではネオプレーン製の手がよいが、ドライの時の保温性はシンサレートの方が圧倒的に快適である。

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