野暮用の前に

 休日出社してものづくり作業の後、帰宅し沐浴潔斎して天神へ。福ビルの1階(いわゆる丸善の1階であったが、いつの間にかTUTAYAの1階になっている)のTOUJIにてイベント関連で賞状ホルダーを捜すが見つからず。道をわたってPARCO(あの時以来、いつ看板を掛け替え新装オープンしたか知らず)の最上階の好日山荘へ。
 透湿素材のGoreTexを用いた、軽いつば広のOUTDOOR RESEARCH Seattle Sombrero を試着、Lサイズを購入。このくらいの幅があれば、Lowepro Phototrekker Classicの耐水性能上の泣き所をカバーできるのではないかと期待するものである。お店の品揃えはなかなか立派で、シエラストーブとかケリーケトルなど湯沸しのお道具もいろいろ見て回りたかったが、野暮用の刻限が迫るのでまた今度ということにして(一体何年後になるのであろうか?)そこそこに辞す。
 8000円もするようなお道具を揃えて、野外で松葉とか松ぼっくいで沸かしたお湯でコーヒーを愉しみたいなどというのは、自販機にワンコインを放りこめば缶コーヒーが手に入る状況から考えると、救いがたい贅沢のように思える。少なくとも80杯以上淹れないことには損益分岐点に到達しないことは明白である。が、缶コーヒーを飲み干すとそこに空き缶がゴミとして残ってしまうことを、救いがたい贅沢と考える感覚が麻痺してしまっていることは、なかなかこわいことでもある。こういうあたりから自然との関わりを考えてみるというのは、若い頃にはあまりなかったことで、これが亀の甲より…というやつかもしれない。[野外活動]

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