チェシャ猫の苦笑い-Lenovo ThinkPlus USBキーボード ウルトラナビ付

 しんなりあっさり系キーボードが壊れてしまった。やむを得ずDell純正のおまけキーボードに緊急避難するが、あまりにも不確かで深いストロークのタッチにはストレスがたまる。一方で、自宅でVC1700Jをソファに寝転がって使う時用のワイヤレスキーボードもタッチパッドが小さすぎたり、パッドとボタンが左右に分かれていたりして使い勝手に満足しているわけではない。
 要するに、筆者にとってのタッチのよいキーボードと心地よいかたさのボタンのついたタッチパッドの規範は、実にThinkPad Tシリーズの筺体にあったということに気がついたのである。そこで、Lenovo ThinkPlus USBキーボード ウルトラナビ付 [31P8974]なら、かなり筆者の理想に近いのではないかと考えた。写真で見る限り、これはThinkPadのにやにや笑いだけが梢のあたりに残っているような風情である。この製品はすでに廃番で、国内で在庫を持っている業者さんも1社に限られるので、あわてて購入しかけたのであるが、amazon.co.jpのユーザーコメントがあまりに辛口なので、さすがの筆者もこれは購入を見合わせた方がよいのではないか?と真剣に考えるようになった。
 それにつけても、使わなくなったThinkPadの液晶パネルを外して、USB接続のキーボードとタッチパッドとして使えるように改造してくれる業者さんはないものか。
 続報:ThinkPadを27インチディスプレイにつないでみると、まるでThinkPadなみにタッチのよいキーボードを使っているような感覚になる。これは筆者の中ではいわゆるコペルニクス的なブレークスルーであって、やや複雑な思考経路であるけれど基幹デスクトップPCもThinkPad T61もCPUのパワーやメモリ空間はほとんど同じ(、違うとすればデスクトップPCのグラフィックカードの性能くらいのもの)なのであるから、27インチのディスプレイとUSBハードディスクのストレージ(とApple mighty mouse)がつながった先がdimension 91950cであろうがThinkPad T61であろうが、まったく違いはないということに今さらながら気がついたのである。
 さらに書きかけのファイルや参考文献その他は雲の上(DropBoxEvernote)にあるので、持ち運ぶにせよ立ち回り先に置いておくにせよ、ThinkPad TシリーズかWシリーズが1台あれば大抵事足りるということである。21世紀を10年過ぎたいまどきのカウボーイは、馬が死んだら同じ鞍のついた馬をもう一頭買わなければならないというところまで追い詰められてしまった可能性がある。
 それで、次の世代のワークホースは、データの大爆発に対処するためにもTB級のSATA HD、コア数2以上、メモリ8 GB以上、USB3.0、BD-Rドライブ、外部モニタ用DVI-D端子搭載を標準仕様にしたい。キーボードとタッチパッドは、ThinkPad T40やT61同等であれば文句はないし、画面サイズは14.1インチより小さくたって構わない、むしろ軽い方がよろしい。という境地に達するまでにそれほど時間はかからない。こうなると注文殺到で受注停止になっているX201など、実に魅力的に見えるようになった。[キーボード]

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