Tag & The F.A.D.P

 終わったところで先輩の見送りもそこそこにGates' 7に移動。不況の影響か、エレベーターに乗ったのに閉鎖の階が多く、ほんとに上にライブハウスがあるのか心配になって乗り合わせたおねえさんに尋ねると、道に迷った爺を哀れに思し召したか、入り口まで案内してくださる。
 地元の5つのユニットの演奏の後でいよいよTagさんの登場である。あれからもう4年も経とうとは。あの時にはカラオケをバックに吹いていたTagさんがご自身のバンドを率いての、いわゆる"I'll be back"なのであるが、チェックのフランネルのシャツを着て、なんとなくリラックスした雰囲気である。気心の知れた強力なサポートメンバーとの息もぴったりで、大変安心して聴くことができた。パワー感やアンサンブルの精密感にはさすがと唸らされたなどと書くのも超一流のプロに対して失礼な話かと思う。
 ひょっとBlueとかSheがかかるとうるうるしてしまうのではと危ぶまれたが、実際のところ演奏された曲目で4年前のインストアライブとかぶったのはFUNK STARのみ、記憶が正しければ「Style」からの演目はFUNK STARとSad fine dayのみ。どんどん先に進んでいるTagさんを確認できたのは、大変にうれしいことであった。
 なお、受付でもらったプレスキット(?)にはご当地のバンド、Vin Blanc Cassisの「現在制作中のアルバムから、サンプル音源5曲収録した」デモCDがついてきた。ライブで演奏された曲が収録されていて、編成(今日はダンサーの方お二人はたぶんお休みであったのだが)や曲想になんとなく7年前のちょうど今頃を懐かしく思い出してしまったのであった。
 明日は同じハコで谷山浩子ソロライブツアーというのも趣き深し。
 

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