Mostly Classicalの網羅的コレクション

 1週間ほどで、500曲ほどのコレクションができあがり、iPhoneでこれまで聴いたことのない未知の領域へ探検にのりだすという感じになる。時々はSarah Brightman(のクラシック歌曲)もかかったりするのであるが、96 kbpsのエンコードというのは、La CliffaやA Whiter Shade of Paleのようなゆったりめの曲ならば何と言うこともないけれど、Hijo de la Lunaのようなテンポの早い曲では歪みが耳につきささる。ということで、申し訳ないけれど、琴線に触れる曲をピックアップしておいてお隠れいただくことにした。
 聖ジュネス教会でのオーボエコンチェルト並みの天上の響きを感じる佳曲で気になっているのが、Joseph Hector Fiocco: Adagio by Matthias Schlubeck and Ignace MichaelsPasini Enrico: Lentemente Con Grande Espressioneである。目下元のCDの情報を探索中であるが、Appleの誇るGenius機能をもってしてもなかなかそう簡単には訪ねあたらないところが素晴らしい。
 Joseph Hector Fioccoは、18世紀のベルギー生まれの作曲家であり、by以下のMathias Schlubeck氏パンフルート)とIgnace Michaels氏(オルガン)が演奏しているということのようである。パンフルートの音色が心にしみ込んでくる。大変不謹慎ではあるが、筆者の番が来て出棺の折りにはぜひこの曲をヘビーローテートしてほしい…という曲想である。
後日記(2017.10.07):Schlubeck & Michaelsのパンフルート・オルガンデュオは何枚もCDを出していることが判明。amazon.co.jpでは詳細がわからないが、amazon.comの裏ジャケ画像から、Fiocco《adagio》は、以下の「Cathedralconcert at Bruges-Panflute & Organ」に収録されていることがわかった。

Cathedralconcert at Bruges-Panflute & Organ

Cathedralconcert at Bruges-Panflute & Organ

 Pasini Enrico氏は、コンテンポラリーな伊太利亜の作曲家でいらっしゃるが、氏のポートフォリオにこの曲は見つからず。抑制のきいたトランペットかフルートの奏でる哀悼の意に満ちた旋律が素晴らしい。大変不謹慎ではあるが、筆者の番が来てお焼香の折りにはぜひこの曲をヘビーローテートしてもらいたい…という曲想である。[iPhone/iPod touch]

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