nueva syncでGoogle CalendarとiPod touch・advanced/W-ZERO3[es]の双方向シンクが可能となる

 iPod touchが自宅のLANにうまくつなぎこめない状態が続いていたのを、昨晩ThinkPad T40からルーターのログを読みながら設定の調整を行って、うまくつながるのに安心してバッテリが尽きて寝込んでしまった。朝起きた時にはT40もtouchもバッテリが力尽きはててしまっていた。
 で、nueva syncという、Google Calendarとの間をExchange serverのような顔をして取り持ってくれる無料サービスのおかげで、iPod touchのカレンダーとGoogle Calendarとが双方向にリンクするようになった。たとえば、本店営業部でOFFLINE状態のtouchのカレンダーに営業予定を入力しておいて、無線LANをONにするだけで、すんなりと差分がGoogle Calendarに反映されるという次第である。筆者の場合には公表して困るようなスケジュールはないので自動syncは大層便利である。しかし、複数の異性と交際されているような向きには注意が必要かもしれない。iPod touch同様、Windows Mobile機からのSync over the Airも可能とされ(無線LANの接続がいまいちのadvanced/W-ZERO3ではまだ試していないけれど)、これですべての情報端末のカレンダーが通信コストなしでGoogle Calendarにリンクできるようになった。
 advanced/W-ZERO3[es]の方は、基本的にActiveSyncを用いて、www.nuevasync.comのExchangeサーバーに接続させる方式である。OSベンダーの標準的なソフトでシンクするのであるから、原点に戻ったという感あり。これまでお世話になったPOSyncは、大変よくできたソフトウェアで、いくら感謝しても感謝し足りないわけであるが…iPhone/iPodがexchangeサーバーに対応したこともあって、nuevasyncによるGoogle Calendar APIの利用の上手さが、これまでは一筋縄でいかなかったカレンダーデータの共有をOSビルトイン機能でひとりでにできることにしてしまった。無線LANではなくて、ダイアルアップでつないでいるのがまだまだ修行の足りないところではある。
 それにつけても思い起こされるのは、NEC Mobile GearダイアルアップでNiftyを巡回したり、風呂桶の中で書き込みのためのテキストファイルを作成してみたりauケータイやW-ZERO3[es]から直接Google Calendarにアクセスできずにやけを起こしたりしていた頃が懐かしいのであるが、これが去年一昨年のことではなくて、4年から10年も前のことなのである。風呂桶の中でYouTubeを視聴して仕事のヒントをつかめるところまでハードウェアが「成熟」するのに、すなわちMobile GearからiPod touchまでに10年かかっているというのは象徴的である。これがモバイルにおけるワンディケードであるということだ。[Google]

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