TLJのクリフ・ミラー社長朝日新聞ひと欄に登場



  うちのCEOは,「TurboLinux3.0J (TLJ3)がオマケCD-ROMに入っている『PC World誌』を買ってきて」とお願いすると,「だめじゃん,雑誌名が間違ってたよ」とちゃんとTLJ3の入ったPC WORK!誌2月号を買ってきてくれる先進のLinux知ってる主婦なのですが,「今日の朝日新聞に日本でlinux売ってる会社の社長さんが出てたわヨ」と申します。なんとTLJ3開発発売元のPacific HiTechのクリフ・ミラー社長でした。うーむ,昨年週刊プレイボーイLinuxについての記事が載ったというのはいまだに語り草ですが,天下の朝日のひと欄ともなれば,来るところまで来たなという感じですねー。
 ただ,Windows感覚でインストールできるよう改良を重ねたTLJ3を売っているPacific HiTech社を「タダのLinuxをCDにして売ってる会社」と紹介しているあたり,さすが天下の朝日,手抜き取材ですね。なぜ売れているのか,分析できてません。「『タダのものを売って儲けている』との批判には,『高いと思うのなら,うちのホームページから無料でダウンロードできます』」とお答えになるミラーさん,専用線接続しているわが社からでさえ,混雑しすぎてまともにftpできません。ましてや,電話回線で800MByteダウンロードする電話代よりパッケージ(いや,PC WORK!誌)買ったほうがトータルコストは絶対に安いのです。だからこそCD-ROMが売れている(し,サーバーは増強しない)のでしょうが,Linuxのサーバー能力ってこんなもの?と世間に誤解されては元も子もなくなる。サーバー増強お願いしますよ。そして,詳細なインストールマニュアルを作ってユーザーをサポートする部分でお金をもらってなぜ悪いと開き直ってほしかった。
 しかしこの記事だけでも,わが社にLinuxサーバーを導入する上では追い風になるでしょうね。いまや『お気に入りの』NT好き好き業者さんが,あちらこちらに毎朝立ち上げ直さなくてよいイントラネットサーバーを立てて回っているらしいのですが,天下の公器がせめて「このOSはWindowsよりも安定であり,しかも無料,自分で最適の状態に手直しすることもでき,急速に成長しているインターネットのサーバー分野では完全にM$の息の根を止めるであろう」程度の公平な意見を書いておいてくれたらさらによかったのに。

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