Mandara 10.0.1.6

 フリーで使えるGISソフトウェアMandaraには、これまでにも大変お世話になってきた。
 退役前のまとめとして少し資料をGISっておこうと久々に導入してみたら、以前とはかなり使い勝手が異なることに畏怖の念を覚えた。これは筆者の認知機能の低下の表れではないかという、暗い井戸の底を眺めるような根源的な恐怖感である。
 筆者の感じる使いづらさの原因を探るべく、この度解説本をセットで購入してみた。

 届いたのをパラパラと読んでみて、いまだにしがみついていたかつての小地域集計御指南書「小地域集計をMANDARAで利用する 統計(2010.7)原稿(中川).doc - toukei_july2010.pdf」通りの作業手順が、完全に時代遅れになっていることに気がついた。
ngarts.hatenablog.jp
 「入門」の第10章をステップバイステップで試していくのであるが、2020年(令和2年)の国勢調査小地域境界データ(世界測地系緯度経度・Shapefile)は読み込みがうまくいかない(解説本の通り2015年(平成27年)のを使ったらうまくいく)、小地域男女別人口総数及び世帯総数のcsvファイルをExcelで細工したら、カンマ区切りのファイルにするためにExcelがどうしても拡張子csvをつけるのに、Mandara 10は.csvファイルには見向きもせず.txtファイルからしかデータを読まないので、いちいち拡張子を書き換えてから読み込ませる必要があるといったちょっとした不適合がクリアできるようになると、遂にデータの展開された地図が眺められるようになる。

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