小学校区をGISる(3) 地域包括ケア圏域をGISる

 当地の公民館は小学校区ごとに建てられている。これはごく当たり前のことと思っていたが、実はわが国の中でも特異なケースらしい。過疎地域で小学校が廃校になったり、人工島に新しい小学校ができたりして、公民館も生成消滅を繰り返すわけである。
 さて、地域包括ケアシステムの圏域(以下包括圏域と略す)は、ほぼ中学校区ごとに設定されている。これは2つか3つの小学校区をまとめた領域となるので、小学校区をベースにしたマップファイルを細工して作っていく。
 そこで、今回Mandaraで作った小学校区のマップファイルを読み込む。別途Excelでデータファイルを開いて、包括圏域と小学校区との対応表を元にして、小学校区の領域名を包括圏域名に対応させた表を作ってコピーしてMandaraに戻り、オブジェクト名の一括書き換えを行ない、領域の統合を行なう。新しい名前のマップファイルとして保存する。これでマップファイルの細工は終了である。
 複数の小学校区を束ねた地域を包括圏域名で指定して統計量を表示させられるわけである。
 続いて、Excelのデータファイルの方の領域名を包括圏域名にするのであるが、(折角各校区ごとのデータを集めたのであるから)包括圏域ごとの集計を計算しておく。そこに別のソースからのデータを組み合わせ、マッシュアップして可視化できることを実感。結構いい感じである。
 その次の段階として、小学校区と包括圏域とを重ねて表示できたりすると素晴らしいが、これにはまだまだ修行が足りない。

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