小学校区をGISる(2)

 小学校区をGISるの後編である。
 MANDARA 10を立ち上げてマップエディタでダウンロードしたシェープファイルを読み込み、白地図を表示できるようになったところで、それぞれの領域の名前を扱いやすいようにつけかえて、オリジナルの名前.mpfxでマップファイルとして保存する。
 ここのところを筆者は中川聡史先生の「小地域集計をMANDARAで利用する 統計(2010.7)原稿(中川).doc - toukei_july2010.pdf」(現在は非公開)を読み返しながら作業した。以前別の小地域統計を利用する際に大いに参考にした論文であるが、そのまま役に立っている。
 次にDBFファイル(.dbf)をExcelで開いて、扱いやすく変えた領域名で対応付けたデータのファイルを作る。ExcelからDBFファイルに書き戻すことはできないが、実はExcelファイルとして(たとえばオリジナルの名前.xslxで)保存してしまってよい。表示したワークシートのデータをクリップボードにコピーしておいて、MANDARA 10を立ち上げ、「クリップボードのデータを読み込む」でデータを読み込めるのである。
 ここから、Excelでワークシートに載せたデータを、クリップボード経由でMANDARAに渡して表示させる無限ループに入る。
 還暦を迎えた日にGISソフトのスキルアップにより、マーケティング不足の「灯台下暗し」な校区を発見するのも楽しからずやである。
 

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