イッキ見シーズンに入った放送大学には大いに啓発され(続け)ている。
冬のシーズンには、《日本語学入門》を録画したほかは、これまで録画したもののうち雷雨で画面が乱れたものを補遺してライブラリをコンプした。また、いくつかのあまり体系化されていないように見受けられるシリーズで放送された数理・データサイエンス・AI講座を、一通り積録した。
《危機の心理学》16番目の授業は、講義開設時に想定もできなかったコロナ禍の危機に、向き合った内容なので襟をただして録画せずに観て、キーワード予約でやっと録画できた。
《地理空間情報の基礎と活用(2022)》は、今年度バージョンアップし、COVID-19関連の活きたデータサイエンスに触れられて感激した。
第7回「交通システムや移動体における活用~人々の動きを捉える」では、一時期よく言及された人流ー携帯基地局情報から把握される人の移動とウイルス再生産率との関わりの解析が紹介され、
www.nature.com
第9回「保健、医療における活用」では時空間集積の見える化による感染を持続させる要因の解析が紹介された。
nakaya-geolab.com
これらのここ3年間に作られたカッティングエッジな解析と《日本語学入門》でふれられた方言の地理的分布や《人文地理学からみる世界》のおせち料理の地理的特徴などを横断して題材を探し、「インポート、整理、変換、可視化、モデル、コミュニケーション、プログラミング」へと進む教程書を構想するだけでたまらなく面白い。
後日記(2023-02-05)>少し予感があって日本の古本屋さんを覗いてみたら、A. K. デュードニー先生の 別冊サイエンス「コンピューターレクリエーション1 遊びの発想」が適価で出ていたので即購入。コンピューターレクリエーションとデータサイエンスでは道のどこを歩くかが少し違うのであるが、これはもう失われた青春の日々をとりもどすために買うしかない。
後日記(2023-02-26)>数理・データサイエンス・AI講座リテラシー講座で紹介された教育用標準データセット総務省「家計調査」データは大いに参考になる。一人ひとりが別々の解析を行ない、先達のない小道を一人で行く心細さや達成感を味わってほしいと念願。