筑豊地方の彫刻をめぐる旅season 3

 前の週はプレゼン資料づくり、今週はお役所に出す書類づくりと締切のある厳しい仕事をまとめて、へとへとになったところで、18日の街頭調査出張日が近づいてきた。
 昨晩クリスマスカードに見立てた栞を作る着想を得て、夕方からCEOの協力の下家内制手工業で製作して、何とか前泊の宿舎に向かう前に3Dスキャンの時間をとることができた。
 荷物をまとめて地下鉄の駅から出発。撮影機材はコートのポケットに収納(できるくらいコンパクトである)。
 日没が早いので、西鉄高速バスで飯塚経由のコースをとると、候補彫像の網羅的スキャンが難しくなると考え、新幹線で移動して時間を稼ぐことにして、渡辺通で下車、たまたま通りかかったBRTに乗って博多駅に移動。ただしうっかりして八幡駅までの在来線特急券を買ってしまい、12時00分発のソニック黒崎駅でトランジット、八幡駅に降りて駅前の佐藤忠良《早蕨》をスキャン。
 延長ロッドを用いてtake 2のスキャンでかなり良好な結果を得て、戸畑駅前から7Mのバスで北九州市美術館バス停に乗りつけて、参道を降りながら、岩野雄三《りか》、桜井祐一《水鏡》、笹戸千津子《長衣の女》をスキャン。帰りのバスに乗ろうと美術館のバス停に戻る途中で30分に1本のバスと行き違う。参道を降りたところの美術館入口バス停で待っていればよかったのに、ここで30分のタイムロス。日がどんどん傾いてくる。
 戸畑駅まで戻って、黒崎駅に移動し、筑豊電鉄穴生駅へ。中村晋也《陽春》の3Dスキャンにとりかかる。
 ただし、鋳肌が黒い上に、暗くなり始めたためであろう、なかなかうまくスキャンできず。さらに少し離れたところからこちらの様子をうかがう中年男性が気になりtake 3を断念。黒崎駅に戻り、福北ゆたか線普通直方行きに乗って、折尾駅の中村晋也《緑の季節》作品もまた今度。そのまま宿舎に向かう。
 昼メシ抜きながら、昼から4時間で5体の3Dスキャンができるとはなかなか大したものである。とレンダリングしたイメージを見ているとどうも顔が変形しているのが気になり始めるが、疲れ果てて寝てしまう。

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