日刊MY Index Medicus

 Semantic Scholarから毎日お奨め論文のリストが届くようになった。
 リストから興味あるタイトルを「SAVE」して、自分の作ったカテゴリーに貯めていくと、「これを読んだ人はこんなのも読んでいます」をリコメンドしてくれるのである。
 Semantic Scholarを通じて、同じ分野についての興味を共有する研究者と(あからさまではないが)知の体系も共有するようになるのではないだろうか。
 さらに、個々の論文のページでは、referenceにリストアップされた(過去の)論文や、現在までにその論文を引用した論文のリストも見ることができて、まさに元論文をノードとするネットワークが視覚化されていることに気がついた。
 この驚異の「日刊MY Index Medicus」メールが、一昨年あたりから試みていたMY INDECUS MEDICUSそのものであったことに気がつくのには時間がかかった。
 ただし、Semantic ScholarのマイカテゴリーごとにBibTeX形式で論文リストを出力できるのはありがたいが、これには(PubMedからエクスポートされた.nbibファイルに含まれている)PMIDとabstractのテキストが含まれていない。
 これらのデータを利用した学習には充分であるが、執筆作業のためにZoteroによる文献テキスト管理やEvernoteによるPDF管理と連携させるためには、Semantic Scholarの該当ページから出力した文献ファイルをもとに人力で論文タイトルをcopy pasteしてPubMedを引き直し、PMIDのリストを再構築するしかなさそうである。

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