話題の一部はかの今年のノーベル医学生理学賞受賞分子TRPV1に関するものなのであるが、喉元すぎれば熱さ忘れるのは食道から下にはTRPV1レセプターがないためかと思ったら、口から直腸まで万遍なく発現しているらしいというような話題にも展開できそうである。
一方で、味覚については、ギムネマ茶のタブレットをなめると甘味を知覚できなくなったり、ミラクルフルーツでは酸性のものがなんとも甘く知覚されるのは面白そうで、実験材料を用意して試してみる。また、脂肪味を感じる神経が発見され、第6の味覚になっているというのである。卑弥呼の昔から変わらないであろう脂身の甘さの知覚がいまだに研究対象になるのは興味深い。というようなつかみから入って、あの孤食のおじ様のドラマ鑑賞経由で対策まで、総計4時間のタイムテーブルを組み立て中。
後日記(2024-09-24)>NHK G ニュースーンによると、ホヤを食べた後水を飲むと甘く感じるそうである。webで検索するとグリシンやアラニンの甘さと説明されている場合が多い。一方でホヤには「少し舌に残る軽いえぐみのような独特の香りと味」の特徴があるということなので、ミラクルフルーツのように味覚レセプターの反応を修飾するような成分が含まれるのかもしれない(が、そのことを証明するのにこの余白は狭すぎる)。