テ料理本を買う

 行方のわからなくなっている絶版テ料理本の中古価格の安いのが出てきたので購入した。

 1992年3月12日に発行された本(初版第1刷)で今回届いたのは、同年5月30日の初版第2刷である。
 いずれにしても来年には30年となる。
 30年という時間は、あまり上質ではない紙質の本書を黄ばませ、Mac II (68020 16 MHz)を使っていた駆け出しの筆者を定年まで882日にしてしまうのだった。
 目次を拝見して、新鮮に驚いた。
MS-DOSテキストデータ料理学 ―sed, awkのあるUNIX流パソコン環境―」目次
part 1 テキストファイル主義のすすめ(松岡裕典、松井浩)
1-1 なぜテキストファイルか!
1-2 アプリユーザーのためのテキストデータ活用法
part 2 UNIX流テキスト処理の基礎(網本淳)
2-1 テキスト整形はUNIXに学べ
2-2 grepを使った正規表現の学習
2-3 sedを使ってテキストを整形する
part 3 ほとんどすべての人のためのawk入門(原信一郎)
3-1 UNIX奇跡のツール awk
3-2 いきなりスクリプトを書いてみる
3-3 スクリプトの基本形を憶えよう
3-4 配列とファンクションをマスターする
3-5 入力と出力のコントロールのしかた
3-6 スプレッドシートとデータベースをawkで実現
3-7 キャラクタとストリングス自由自在
3-8 awkで再び正規表現
part 4 コンポ感覚のUNIX流パソコン環境(松井浩)
4-1 エディタとGNUツールを主役にした環境
4-2 ひととおりそろえたい定番ツール
付録 「ほとんどすべての人のためのawk入門」索引

 テキストマイニングディープラーニング出現以前の内容ではあるが、底流となっている文化は、今に通用するものである。

本ブログではamazon associate広告を利用しています。