理科年表2019

 2日前に、附録を含めて1112ページの本が到着した。背中が割れないように、1ページずつ、ちょっとずつ開いて背表紙をアーチにしていきながら、内容を少しずつ見ていく。
 小学校の頃は日蝕の予報や彗星の軌道要素に心を奪われ、天文編以外に注意を払わなかったが、爾来50年どの分野にもそれなりの素養を欠かさなかったのかどうか、今となってみるともうどのページも面白くて面白くてたまらない。
 重力波天体の光学的同定によって開かれたマルチメッセンジャー天文学、どんどん知らない元素記号が増えてきている周期律表、どんどん知らない種属が増えてきている原核生物分類表、どんどん知らないinterleukinが増えてきている細胞成長因子・サイトカインの一覧表、はるか昔に忘れてしまった代謝・生合成系のマップ…1ページ約1円そこそこで1日に3ページずつ1年間楽しめる本がこんなふうに見つかるとは、驚いた。
 あとは、これをどうやって手帳の巻末にくっつけるかであるが、B6版の手帳を買って、これに毎月100ページ分くらいにスライスしたのを付け替えていくというのはどうだろうか。

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