冬のボタニカルツーリング

 冬型の気圧配置にて、日差しはあるが寒い一日。
 家族がQueenの伝記映画を観に出払ってしまい、15時すぎに洗濯物を取り入れてから準備を整え、近所の樹を見に行く。
 まず、油山川河畔のセンダン。通行人の目を気にしながら、デジカメで葉の形や実のつき方を撮影し、落ちている実を拾い集める。アセビを探すに見つからず。
 続いて、ネムノキ。以前はよく見に行った場所であるが、頭の中の地図で場所がすっと出てこない。走っているうちにやっと空間感覚が戻ってきて、川沿いの木にたどり着く。種子はさやに入っているのであるが、枝に残っているものは僅かであり、それもとても手の届くようなところにはない。下に落ちているのをもらって帰る。
 そこから、田んぼの中の道を丘の上の集落に向かって上る。以前は火星の表面のようになって、猪の出るような剣呑な場所であったが、今は発掘と耕地整理が終わって当時の面影なし。
 以前銀杏の葉が散り敷いていた(と記憶する)場所を目指すに見つからず。かわりにザクロの実があったので撮影。そこから県道の下をくぐってイノシシを警戒しながら川沿いの道を下る途中で、アブチロンを発見、撮影。ほとんど野生えのように見える場所ではあるが、人為的に植えられたものなのであろう。
 その後室見川河畔を経由して帰宅したのであるが、これまで気にもしなかったのに、目が肥えてくると川沿いに生えている樹というのはどうも3種くらいに限られるようであることが見えてきた。
Abutilon megapotamicum
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