いずれも極めるのが難しい道の古典であるが

 先々週末のタンボ―では博多駅前の禅寺でご講話を拝聴した。その中に立花実山という人物が登場する。千利休没後百年にして高弟の聞き書き「南方録」を発見したとされる黒田藩家老なのであるが、今般では心酔のあまり自作してしまったのでは?との疑惑も浮上したりしているという。
 その「南方録」というのは、いかにも遠い世界の秘伝書のように思っていたが、これがふとチョートク師のブログに登場したりする。気になって調べてみるに、岩波文庫採録されていることが判明したので、日本の古本屋さんで「何冊買っても送料は同じ」古書店さんで気になる本リストに入れていた金田式オーディオアンプDC本と抱き合わせて注文したのが届く。福岡市市営地下鉄七隈線で、着席してスマホをいじっている人よりも《南方録》を読んでいる人の方が尊敬されるのではないかと筆者は考える。

南方録 (岩波文庫)

南方録 (岩波文庫)

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