松尾豊:新潟街角の芸術―野外彫刻の散歩道―、新潟日報事業社、1987年

 amazon.co.jpで古書で見つけて、本日到着した。ペーパーバック体裁の130ページの本で、A5サイズの1ページまるままを使って各作品のモノクローム写真が掲載されている。撮影は戸嶋寛氏。
 沼垂高校前庭に設置されているという《渡辺徹:希望の像》の「真迫したリアリティ」は、著者のみならず筆者も絶賛するところであるが、さて、かの岡田茉莉子女史を輩出した名門校、「現在では珍しくなった女子高」の沼垂高校は健在であろうか。
 実に執筆当時から26年経って、沼垂高校は、男女共学して万代高校と改名し、移転している。校舎案内の1階ロビーの写真に《希望の像》のブロンズ像が確認できる。移転にともなって校舎内に移設されたのであろう。しかし、これは撮影にうかがうにもかなり敷居が高い。残念なことである。
 高田公園上越市)は、佐藤忠良舟越保武、峯孝、岩野勇三、千野茂ら巨匠作品がひしめき合う彫刻公園であることを知った。近々に新潟へ出張するチャンスはあるのであろうか。
 

本ブログではamazon associate広告を利用しています。