筑豊地方の彫刻をめぐる旅season 3準備編(2)中村晋也作品を中心に

 2012年6月24日に飯塚、折尾を経由して北九州市美術館まで雨の中の野外彫刻をめぐる旅をして、ずぶ濡れになって帰ってきた。当時書くことをはばかられる事情でもあったのか、このことはYadiwographicsには明記していない。
 10年経てば時効ということでもないが、その周辺地域を雑巾がけする二度目のチャンスがめぐってきた。LiDARつきのiPhoneと自撮り棒を用いれば、人々が寝静まる深夜に活動しなくても撮像できそうであることを考慮して、前泊出張を組んでみることにした。
 福間幸一《黎明》は、飯塚バスセンター近くのあいタウンに設置されており、台座の裏には(筑豊地方で美術教師をされていた筑豊美術界の重鎮*)福間幸一先生が2008年4月1日に寄贈されたとの銘板があった。*当時は新聞記事で福間幸一先生の消息を検索できたが、現在はたずねあたらず。
 台座の裏と柵との距離はほとんどなく、その向こうは階段になっているため、LiDAR撮像による360°の立体像スキャンの可能性を試す絶好の被写体と考えられる。

 中村晋也《緑の季節》福博ゆたか線でJR折尾駅前に移動。前回は曇って雨が降っていて、暗い色調の鋳肌にまったく歯がたたず、すごすごと移動した記憶しかない。LiDAR撮像のお手並み拝見というところである。

 佐藤忠良《早蕨》JR八幡駅に移動。ここまでで2体撮像しているが、モバイルバッテリで継ぎ足し充電できている予定である。

 時間があれば岩野雄三《りか》まで足を伸ばしたいところである。

 中村晋也《水辺の囁き》市役所は土曜日はお休みなので、また出直すことにする。
 中村晋也《陽春》JR黒崎駅筑豊電鉄に乗り換えて穴生駅で下車。

 その後宿舎へ向かう予定。

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