iPhoneのアラームと宿舎備え付けのアラームラヂオに起こされる。余裕が少しはあって、二度寝するうちに9時になる。シャワーを浴びてリフレッシュし、10時すぎに徒歩にて会場に向かう。本日は快晴で日本なら例年の9月中旬の日差しといったところであろうか。湿度が低く、涼しい風が吹いて快適である。
会場は運河を挟んだ筋向いで、橋をわたって運河沿いの静かな道を散策してあっという間に到着。待ち合せしていたスタッフと合流してレジストレーションをすませ会場に入り、所定の場所に貼りモノを掲示。
一応これで本日の規定演技は終了なので、そのまま流れでアラモアナセンターのフードコートに行き、ハワイアンステーキ弁当を食す。
いろいろ調達しなければならないものがあるのだが、ウィンドウショッピングしていても埒があかないので、宿舎に戻って一休みすることにする。GPSのトラッキングデータをダウンロードし、写真の撮影場所の精密アサインメントをやったりするうちにベッドで寝てしまう。何か夢をみている途中で、メイドさんに叩き起される。
それで、夕方再度アラモワナセンターへ。まず腹ごしらえから、ということでベトナム料理のお店でレモングラスチキンプレートとアイスベトナムコーヒーをオーダー。オーダーする時にもいざモノを受け取る時にも何かこれで足りるのだろうかという気がしてしまうのであるが、実際にはかなり食べ過ぎになってしまっているのがハワイアンフーズの怖いところである。
じっくり腰を落ち着けてお店を回る。まずドラッグストアにて歯ブラシ、ついでにクライアントのお土産になりそうな小物を仕入れる。
ついで、オフィシャルクローズであるアロハシャツの洗い替え。いろいろ回って、結局センターの東端に店舗を構えるSearsのディスカウントの吊しの中から、ほどよく地味な感じのものをチョイス。ディスカウント対象外ではあるが、百人一首のかるたをフィーチャーした図柄のものに大変魅せられたが今回はパス。ちなみに、その和歌の墨跡が「裏焼き」になっているのに文化のギャップを感じたのであるが、どうもアロハシャツ文化には生地を裏返して仕立てるという流儀があるようなのである。
次に、履き古した革靴の右爪先は靴底が剥がれかかっていて、ひろげると爪先が見える状態である。この先どこかでつまづいた拍子にチャップリンの靴状態になる危険性がきわめて高いところまできている。CEOの指令ではハワイで靴の流通センターを訪ねあてて調達せよということであったが、アラモワナセンターの中でなかなかそんなお店は見当たらず。というよりビーチサンダル以外の履物を売っているお店が見つからない。プランBで、近所にあるはずのWalmartを捜しあぐねた末、結局Searsに戻って、アロハシャツ売り場の隣の靴売り場で、これまたディスカウントのReabokのスニーカーを調達。終わってみれば何のことはない、全ての買い物はSearsとその隣のドラッグストアで事足りたのである。しかし、実際には一品ごとにセンターの中をあてどなくさまよった。途中Banana Republicでサファリベストがないのを確認したり、Montblancのショップで万年筆だけでなくクロノグラフも売っているのにびっくりしたりしながらも、無駄な買い物もせず、なんとか営業時間内に予定の買い物を終えることができたのは僥倖である。
最後に宿舎の前を通り越して、ABC markretteで小箱の洗濯洗剤とミネラルウォーターを仕入れて帰還。
