KE051便

 出発までおよそ2時間の待ち時間あり。免税店をひやかして歩行訓練を行う。残念ながらいいなと思うものが何もない。途中で買ったアイスカフェラテが作るのを失敗したのであろうというくらいまずい。なお、iPhoneをairlaneモードから通常モードに復帰させてもキャリアを拾うこと能わず。
 2005時搭乗開始。搭乗入り口のチェックイン後、登場までの間で手荷物検査あり。38D席にすわろうとすると、赤ちゃん連れのご夫婦が席が離れているので替わってもらえまいかとおっしゃる(とキャビンアテンダントさんが通訳する)。是非もなし。ということで窓際の38A席にアップグレード。しかし、今回いずれも図ったように翼の上に乗せられるのは、事前に指定していないせいであろうか。
 2020時出発予定のA330-300は、やや遅れて2022時タキシング開始、2035時離陸。進路を東にとる。
 前の座席の背中にLCDとゲーム用コントローラが装備されていて、横にはUSB端子もついている。映画、音楽、ニュース、ゲームなどオンデマンドで楽しめるのであるが、まず日本語表示モードに切り替えるのに手間取る。試しにクラシック音楽を選択してみれば、交響曲、器楽曲などがさらに選べて、作曲家ごとの曲が表示される。協奏曲でA. Marcelloがリストにあるのにびっくりして選んでみると、かのオーボエ協奏曲ニ短調の第一楽章をトランペットで吹いたものが再生された。また、モーツァルト交響曲第40番は、第一楽章のファイルが第二楽章にオーバーライトされていて、どうにもおさまりが悪い。ブルックナー交響曲は、第4番から第9番まで揃っていて通しで聴くことができる至福のフライトとなる予定であったが、こちらもマイリストに登録すると楽章がシャッフルされるというとんでもない状態になってしまった。
 こうしている間にジオビジョンでは、2147時頃飛行機が小松市付近から日本にさしかかり、東に進んで成田を経て2217時頃に銚子市上空から太平洋上に抜ける様子が観察された。考えてみると、かなり遠回りをしたような複雑な心境である。
 その間に、2210時ころから夕食が配られる。ご飯のパックをビビンバのトッピングの入った容器に開け、チューブに入った辛子を出して、スプーンで混ぜて食べる。その後、オーディオシステム不調のため、システムをリセットするとのアナウンスがある。
 その後寝てしまって日付変更線を越える。

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