ステージ写真用レンズ(2) Minolta MC 28 mm F3.5とMinolta MC Rokkor-PG 58 mm F1.2

 先日神保町の村山書店で購入したミノルタカメラのすべての中に「ミノルタ一眼レフ用レンズデータ大全集」というとじ込み付録風のページがあって、これが実に研究のしがいがある。
 フジヤカメラさんでMD28 mm F2というレンズを見つけて、まあ明るい標準レンズ相当の画角のレンズとして確保しておこうかと考えたのであるが、この「大全集」を見ると、実に前玉の小さなレンズなのである。それより2絞り近く暗い旧型のレンズの方が前玉が大きくてえらそうに見える。おそらくは光学設計技術の進歩が、小さくて明るいレンズの設計と製作を可能にしたのに違いないのだが、その進歩に逆行する旧型レンズをmapcameraで探して購入。その価格は4,800円。ロッコールレンズをmicro fourthirdsで使うにはマウントアダプタが必要なので、決して安いとは言っていられない。しかし、人気がないのか買った人が手放さないのか、はたまた絶滅危惧種というべきなのか、なかなか思った機種を見つけることができないところに難がある。いざ見つかれば市場価格が高騰していないのは大変ありがたい。
 もう少し広角の35 mmの画角のレンズとして、たとえばOlympus Pen digitalには17 mmのレンズが用意されているのであるが、これもCanon FDやMinolta MCレンズで代用することは可能である。
 そういう次第になると、筆者としては以前天神のドイカメラの中古売場で購入した旧ソ連製のルサール21 mm F5.6を手放してしまったのが悔やまれる。今や中古市場でさえ探すのは難しいのだが、ガラスのビー玉のようなレンズで、あれをつければ換算42 mmのレンズとして使えたであろうに…ということなのである。
 思い立って21 mmの探索を始めたが、そちらはなかなか見つからず。しかしみちのくのカメラ店にてMinolta MC Rokkor-PG 58 mm F1.2を発見したので、お年玉として2009年のうちにオーダーした。[もっと光を]

本ブログではamazon associate広告を利用しています。