Minolta W-Rokkor-PI 21 mm F4.5(2)

 それで、Minolta SR-micro fourthirdsマウントアダプタがないので何とも言えないのだが、どうもボディー内部のでっぱりとレンズの枠が干渉して無限遠は出ないというか、マウントアダプタがボディーにつかない可能性が高いように思われる。
 そのうち「minolta+W-Rokkor+21mm+マイクロフォーサーズ」で検索してここを読まれる方も出てくるかもしれないから、あまりいい加減なことは書けないが、無理するとどちらかを傷めてしまいそうな感じである。どうせならContax G用のbiogon 21mmの方が(要改造ながら)確実に使えるらしいのでそちらをおすすめしたい。もともと換算42 mmの凡庸な画角は純正のズームレンズでズーミングする通過地点にすぎない。対称型レンズは歪曲収差が少ないとか言われるが、マイクロフォーサーズにおいては画面中央付近しか使わないし、マウントアダプターをつけると膨らんだパンケーキ状態になってしまってそれほど粋にも見えない可能性が高い。そんなものに出費するよりもサードパーティの超々広角ズーム(またはNikonのワイドコンバージョンレンズ)を買って、ほんとの20 mm相当の画角を手に入れていただきたい。
 検索すると、マイクロフォーサーズ一眼にマウントアダプタを介してサードパーティーのレンズをつける方が多いので、大変たくさんのページを拝見することができ、その情報も情熱も大変勉強になる。大まかにいうと、それらの著者のスタンスは、甦る!銘クラシックレンズ路線か、甦る!ジャンクレンズ路線かを両極としている。まあしかし、レンズに貴賎のないことを考えれば、これはレンズのお値段に依存する問題であって、さらに言うなら著者の財力の問題かもしれない。
 しかしそういうなかで、マウントアダプターが販売されているにもかかわらずほとんど見かけることがないのが、各社の現行のオートフォーカスレンズをつけて撮影された「作例」である。何故かは不明であるが、おそらくマイクロフォーサーズ一眼で、マニュアルフォーカスで使うより本来のメーカー純正のカメラにつけた方が何倍も生産的であるからに違いない。
 そこで今年のエイプリルフールとして、政権党に考えていただきたいのは、大手のカメラメーカー各社にマイクロフォーサーズ一眼を製造・販売することを強制する立法措置をとるということである。その際、各社は一眼カメラのボディーは既存のもののOEMでもよいが、各メーカーの現行のレンズがオートフォーカス・手ぶれ防止機能を含めて、そのままマイクロフォーサーズ一眼で使えるようなマウントアダプタを設計することを義務づける。こうして、各社の「純正」マウントアダプタが発売されるようになれば、新たな需要が喚起されるようになるだろうと予想するのである。[もっと光を]

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